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黄金の宮殿を物質化する(3)

黄金の宮殿を物質化する(3)



究極の悟りの境地に入り、
そのまま7日間も至福の海を漂いつづけ、
 
その後、
ついには「不死の領域」まで到達した・・・
 

それでは本日も、昨日に引き続き、
アップルのスティーブ・ジョブズやビートルズ
たちが敬愛したパラマハンサ・ヨガナンダの著作
から、「黄金の宮殿を物質化した」神人ババジの
奇跡の物語をご紹介いたします。
  
——————————-
 
『あるヨギの自叙伝/パラマハンサ・ヨガナンダ 』
P314 第三十四章
「ヒマラヤ山中に黄金の宮殿を物質化する」より
 
——————————-
 
8日目。
私は大師の足元にひれ伏して、
私がいつまでもこの聖なる山奥の師のそばに
居ることを許してくださるよう嘆願した。
 
 
『わが子よ。』
 
ババジは私を抱きながら言われた。
 
『お前の今生における役割は、世の人々の中で
演じられなければならない。
 
お前は過去世において、何度も静かな瞑想に
恵まれた隠者としての生涯を過ごしてきた。
 
それゆえ、今度は世俗の真ん中で暮らさなけれ
ばならないのだ。
 
今回、お前が世間一般の家庭と仕事を持った
一社会人になるまで私に会わなかったことには、
深い目的があったのだ。
 
お前はこのヒマラヤの聖者の群れに加わりたい
という願いを、今は捨てなければならない。
 
お前の今生の役割は、市井の中で生活して、
家庭人としてのヨギの理想的な模範を人々に
示すことにあるのだ。
 
世の悩める人々の叫びが、偉大な師たちの耳
に聞こえている。
 
お前は、ヨガの奥儀を通じて多くの真剣な
求道者たちに霊的救いをもたらす者として神に
選ばれたのだ。
 
世の多くの人々は、家庭的きずなや雑多な世間
的責任のために霊的修行を妨げられているが、
彼らは自分と同じ立場にあるお前を見て勇気づけ
られるだろう。
 
お前は彼らに、ヨギの最高の境地に至る門が、
普通人にも開かれていることを知らせなければ
ならない。
 
たとえ俗世間の中で生活していても、
ヨギとしていっさいの個人的動機や執着を離れて
自己の責任を忠実に果たす者は、確固たる悟りの
道を歩む者だ。
 
お前は、もはや俗世を捨てる必要はない。
お前はすでに、内的にはあらゆるカルマのきずな
を断ってしまったからだ。
 
お前はもう俗世の者ではないが、まだしばらくは
俗世の中に居なければならない。
 
お前にはまだ、家庭的、職業的、社会的、霊的務め
を果たしながら生活しなければならない長い年月が
残されている。
 
お前の放つ、新しい聖なる希望のいぶきは、
人々の渇いた心に浸透していくだろう。
 
そして彼らは、お前の内外両面に均衡のとれた生活
を見て、解脱を得るために必要なのは、外面的に
ではなく内面的に世を捨てることだということを
理解するようになるだろう。』
 
 
下界を遠く離れたヒマラヤの山奥で師の言葉に耳を
傾けていた私には、家族や役所や世の中のことが、
なんと縁遠く思われたことだろう。
 
しかし、師の言葉の中には、断固たる真実のひびき
があった。
 
私は素直に、この恵まれた平和の隠れ家を立ち去る
ことに同意した。
 
 
ババジは、昔から師が弟子にヨガの秘法を伝える
場合の厳格な掟について私に指示された。
 
『ヨガの奥儀の鍵は、それを受ける資格のある弟子
にのみ与えなさい。』
 
ババジは言われた。
 
『神の探求のためのあらゆる犠牲をいとわぬことを
誓う者だけが、この瞑想の科学によって人生究極の
謎を解くことができるのだ。』
 
 
『恵み深い大師よ、あなたは失われたヨガの奥儀を
世に復活させることによって、大きな恩恵を人類に
もたらされました。
 
つきましては、弟子になる資格をいま少し緩和して
いただくことによって、その恵みをいっそう多くの
人々に分け与えてはいただけませんでしょうか?』
 
私は嘆願するように師を見つめた。
 
『お願いですから、初めは完全に内的脱俗の決心が
つかない者たちにも、どうか奥儀を授けることを
お許しください。
 
三重の苦しみ にたえず悩まされている世の男女には、
特別の励ましが必要でございます。
 
彼らは、ヨガの奥儀による導きなしには永遠に
解脱への道を試みようとはしないでしょう。』
 

『わかった。では、そうすることにしよう。神は、
お前を通してそのご意志を表されたのだから。』
 
 
大師は、慈愛に満ちたまなざしでこう言われると、
何千年来の奥儀公開の禁令を解かれた。
 
 
『謙虚な心でお前に救いを求める者には、
誰にでも差別なくヨガの奥儀を授けなさい。』
 
 
翌朝、わたしが別れの祝福を受けるために、
大師の前にひざまずくと、大師はわたしの去り
がたい心中を見ぬいて、次のように言われた。
 

『愛するわが子よ。
われわれの間に、別れというものはない。』
 

大師はわたしの肩に手を置かれた。
 

『たとえお前がどこにいたとしても、お前が
わたしを呼んだ時には、すぐに駆けつけること
を約束しよう。』
 
 
この素晴らしい約束になぐさめられ、
そしてまた、何ものにもまさる神の叡智を新たに
身につけて、わたしはヒマラヤを下山したのであった。
 
 
———————-
 
【編集後記】

 
このエピソードに見られるように、
 
伝説的な偉人聖人たちも、
私たち世俗の人間と同様、物質的願望を正しく
満たしながら、より深い神我の領域へと進んで
いったことが垣間見れたと思います。
 
 
アップルの創業者スティーブ・ジョブズや
ビートルズらは、物質世界を極めた人々ですが、
そんな彼らだからこそ、精神性をも極めた「神我
の領域」への強いあこがれがあったのでしょう。
 
 
物質と精神を車の両輪のように回しながら、
力強く進化プロセスを前進させていく。
 
 
今後も、
そのためのヒントの数々をシェアしてゆきたい
と思っておりますので、どうぞよろしくお願い
いたします。

プロフィール

ヴィシュヌ・ワークス代表matsuya
五次元アカデミー主宰/人財教育・能力開発トレーナー/インドヨガ&瞑想教師(ワンネス・ユニバーシティ認定トレーナー)/経営コンサルティング/コーチング/セミナー講師/ビジネス・プロデューサー
【会社所在地:〒060-0062 札幌市中央区南2条西7丁目1-5 2・7ビル2F】

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