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黄金の宮殿を物質化する(1)

黄金の宮殿を物質化する(1)



昨日の記事では、
 
「物質と精神を統合する」ことで、
五次元(=神我)の領域に次元上昇することが
可能になる、というテーマでお届けしました。
 
それでは、
今日からは、実際にその具体例をあげてみましょう。
 
今年映画化になった、
ヨガの聖者パラマハンサ・ヨガナンダ大師の著作
「あるヨギの自叙伝」から、大変興味深い内容を
シェアいたします。
 
(※この書籍は、アップルの創業者
ステーブ・ジョブズが唯一 iPhoneにダウンロード
して、何度も読み返していた本だと言われています)
 
 
ヨガナンダの師のさらに師であった、
「ラヒリ・マハサヤ」という大師が、若き頃に、
不死身の神人ババジと出会ったときの回顧録です。
 
少々長くなりますので、
何回かに分けてお届けいたします。
 

————————————————————-
 
『あるヨギの自叙伝/パラマハンサ・ヨガナンダ 』
 
P314 第三十四章
「ヒマラヤ山中に黄金の宮殿を物質化する」より
 

ラヒリ・マハサヤが、
初めてババジにめぐり会われたときの話は、
この不死身の大師について知られている数少ない
話の中でも、特に魅惑的なものだった。
 
スワミ・ケバラナンダ(ラヒリ・マハサヤの弟子)
はこう前置きして、この驚嘆すべき事実を
私に語ってくれた。
 
私は、彼から初めてその話を聞いたとき、
文字どおり目を見張ったまま話に魅入られてしまった。
 
私は、その後も機会あるごとに、
この温厚なサンスクリットの先生にその話を
繰り返してくれるようにせがんだ。
 
後に、スリ・ユクテスワ(ヨガナンダの師)も
この話をほとんど同じ言葉で語ってくれた。
 
この二人のラヒリ・マハサヤの弟子は、
ともに、この不思議な出来事を、
直接師の口から聞いたのである。
 
 
「わたしが初めてババジにお目にかかったのは、
33歳のときだった」
 
ラリヒ・マハサヤはこう語られた。
 
「1861年の秋、わたしはイギリス政府の
陸軍技術省の会計官として、ダナプールに
勤務していた。
 
ある朝、上司がわたしを呼んでこう言った。
『ラリヒ、君は本部からの電報でラニケットに
転勤することになった。そこに、軍の新しい
電信局が設けられることになったのだ』
 
わたしは、召使いを一人連れて、
500マイルの旅にのぼった。
 
二輪車に30日間もゆられて、
やっとヒマラヤ山麓のラニケットに着いた。
 
役所の仕事がまだ本格的に始まって
いなかったので、わたしは豊富な余暇を利用して、
壮大なヒマラヤの山々を歩きまわることができた。
 
そのあたりに偉大な聖者たちが住んでいる
といううわさを耳にしたわたしは、
ぜひとも会いたいものだと思った。
 
ある日の午後、
例によって山の中を歩いていると、
遠くからわたしの名を呼ぶ声が聞こえてきた。
 
わたしは不思議に思いながら、
ドロンギリ山の頂きを目指して登っていった。
 
もし途中で日が暮れたら帰り道がわからなく
なりはしないかと心配しながら・・・。
 
やがてわたしは、
両側に点々と洞窟の並んでいる小さな空き地
にたどり着いた。
 
見ると、
岩棚の上に一人の若い男が立っていて、
ほほえみながらわたしを迎えるように手を差し
伸べている。
 
しかも、驚いたことに彼は、
その赤銅色の髪の毛を除いてはわたしと
そっくりの顔をしていた。
 
『ラヒリ、とうとう来たか!』
 
聖者はヒンディ語で、
いかにもなつかしそうにわたしに呼びかけた。
 
『この岩屋で休みなさい。
お前を呼んだのはこのわたしだ』
 
わたしは不思議に思いながらも岩屋の中に入ってみた。
そこはきれいに整頓された小さな部屋になっていて、
数枚の毛布と2、3の器が置いてあった。
 
『ラヒリ、お前はこの場所を覚えているかね?』
 
そのヨギは、片隅にたたんで置いてある一枚の
毛布を指差した。
 
『いいえ』
 
わたしは思いがけぬ話の成り行きに、
あっけに取られながら言った。
 
『でも、わたしは日の暮れないうちに帰らなければ
なりません。明日の朝は、また役所に出かけなければ
なりませんから』
 
不思議な聖者は、今度は英語で言った。
 
『役所はお前のためにあるのだ。
お前が役所のためにあるのではない』
 
わたしは、この山奥の隠者が英語を話すばかりか、
キリストの言葉を即座に引用したのを見て、
びっくりしてしまった。
 
『わたしの電報がそうさせたのだ』
 
ヨギの言葉は、わたしにはますます不可解だった。
わたしはその意味を尋ねた。
 
『お前をこの山奥に呼び寄せた電報のことだ。
お前の上司に、お前をラニケットに転勤させるよう
仕向けたのは、このわたしだ。
 
人間は、自分が全人類と一体であると感ずるよう
になれば、すべての人の心を自分の意志の中継局
として自由に操ることができるのだ』
 
こう言うと、彼はやさしく付け加えた。
 
『お前はこの岩屋をよく知っているはずだが・・・』
 
わたしが当惑して黙っていると、
聖者は近づいてきて、優しくわたしの額(ひたい)
をたたいた。
 
すると、その磁石のような手から、
不思議な磁力がわたしの脳に伝わってきて、
 
それとともに、
なつかしい前世の記憶がパノラマのように
よみがえってきた。
 
 
『思い出しました!
あなたは、私をいつも見守っていてくださった
私の師(グル)、ババジでいらっしゃいます!』
 
わたしは、うれし涙に半ばむせびながら叫んた。
 
『過去の光景が、いま私の心にはっきりと浮かんで
まいりました。私は前世、この岩屋で長い年月を
過ごしました!』
 
 
『わたしは、もう30年以上もお前が帰ってくるのを
待っていたのだ』
 
ババジの声には、限りない愛情がこもっていた。
 
『お前は、死の彼方の生命の荒波の中に姿を
消してしまった。お前のカルマの魔法の杖がお前に
触れたために、お前は死んだのだ。
 
お前はわたしを見失ったが、わたしは決してお前を
見失ったことはない。
 
わたしは、輝かしい天使たちの飛び交う幽界の光の
海の中に、たえずお前のあとを追った。
 
闇や嵐や混乱の光の中で、わたしは雛を守る親鳥の
ようにお前を見守ってきた。
 
お前が母の胎内に宿り、やがて月満ちて赤子として
生まれた後も、わたしの目は常にお前の上に注がれ
ていた。
 
お前が子供の頃、グルニの河岸で小さな身体を砂の
中にうずめて蓮華座の姿勢ですわっていたときも、
わたしは姿こそ隠していたがお前とともにいた。
 
こうして幾年月、わたしは今日のこの日が来るのを
待ちながら、お前を見守りつづけてきたのだ。
 
今、お前はついにわたしのもとに帰ってきた。
 
ここは、昔お前が愛用していた岩屋だ。わたしは、
いつでもお前を迎えることができるように、
ここをきれいにしておいた。ここにあるのは、
お前が毎日瞑想のために座っていた毛布だ。
そしてこれはお前の器だ。
 
お前はこれで、わたしの用意した甘露をよく飲んだ
ではないか。この真輸のコップをごらん、わたしは
お前がまたこれでわたしの甘露を飲むようにと、
きれいに磨いておいたのだ。
 
わたしのラヒリよ、どうだ、わかったかね?』
 
『私の大師よ、私は何と申し上げたらよいか
わかりません!』わたしは感激で声もとぎれとぎれ
に言った。
 
『この地上で、かつて誰がこのような死を超えた
愛の言葉を耳にしたでしょうか!』
 
わたしは、
生死を通じてわたしの永遠の宝である尊い師を、
魂の喜びに浸りながらいつまでも見つめていた。
 
つづく

プロフィール

ヴィシュヌ・ワークス代表matsuya
五次元アカデミー主宰/人財教育・能力開発トレーナー/インドヨガ&瞑想教師(ワンネス・ユニバーシティ認定トレーナー)/経営コンサルティング/コーチング/セミナー講師/ビジネス・プロデューサー
【会社所在地:〒060-0062 札幌市中央区南2条西7丁目1-5 2・7ビル2F】

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