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適職と天職の違いについて①

適職と天職の違いについて①

適職と天職の違いについて①

 
適職は「その個人に適した仕事」であり、世俗的な生活を成り立たせる上で適した仕事のことです。
 
これは、自らの適性や天性の傾向に合わせて、「自由意志」によって選択することができます。
 
流行りの言葉で言えば、ライフワークのようなものですね。
 
一方、天命・使命・天職というものは、いわば「神(神我)の意志」に沿った仕事であり、自由意志によるものとは大きく異なっている場合が多々あります。
 
これは、いわば「公(おおやけ)の仕事」として分類できるものであり、「個我の欲求」を超えたもの、つまり、「神我の欲求」につながります。
 
ヨガの教えでは、この天命・使命のことを「スワダルマ」と呼んでいます。
 
私は、長年、天命や天職に関するコンサルティングをしてきた中で、感じてきたことがあります。
 
それは、天職とは「天から呼ばれるお役目」であり、必ずしも自分(個我)が好きなことやワクワクすることとは限らない、という点です。
 
個我(エゴ)としての自分にとっては不快に感じられたとしても、深い魂レベルではそれをやりたくてどうしようもない、という、一見矛盾したような要素があるのです。
 
大好きなことを仕事にしよう、ワクワクすることをして、ライフワークを実現しよう、というメッセージが多く
ありますが、
 
個我のマインド的なワクワクは、「適職」の部類に入ると言えます。
 
一方で、神我(=魂レベル)でのワクワクは、「天職」の部類に入ると言えます。
 
天命・使命・天職などの部類に入るものは、個我としてはそれほど好きでもないし、やりたいことでもないし、できることならご勘弁願いたい・・・という場合もある、ということですね。
 
しかし、神我のレベルでは、自らの進化成長に大きく役立つものであるし、全体の利益に対して貢献できるものでもあるので、ぜひとも果敢にチャレンジしよう、と、生前に設定してくるとも言われています。
 
しかし、だからと言って強制されるものではありませんし、実際に、天命・天職をやらずに、適職レベルだけで生きる人々も多いのも事実です。
 
 
ここで、天命使命(=スワダルマ)についての釈迦(=ブッダ)の事例がとてもわかりやすいので、紹介させていただきます。
 
 
釈迦が悟りを開いたとき、あまりに深遠なる体験を、どう伝えてよいのか大いに迷った、という有名なエピソードがあります。
 
こんなことは、世俗の人々にとっては、理解することは不可能だと感じ、悟りを伝える仕事をあきらめようと
思った・・・というのです。
 
しかし、釈迦があきらめようと思ったまさにそのときに、彼の目の前に、梵天という神様があらわれ、次のように言いました。
 
「いやいや、そんなことは言わずに、ぜひともあなたの悟りの体験を大勢の人々に伝えてほしい」
 
と懇願された、と言われています。
 
釈迦がもし、自らの悟りを伝えずに解脱してしまえば、それは「釈迦ひとりだけの悟り」で終わってしまいます。
 
一方、釈迦が、困難な仕事であることは承知のうえで、悟りの伝授の事業に挑み、それを成功させれば、それは「全体の利益(全体の悟り)」となるわけです。
 
それが有名な、「梵天勧請(ぼんてんかんじょう)の物語」です。
http://buddha.kokaratu.com/03.html

 
私自身の若い頃といえば、10代まではプロの画家として、ライフワークを生きることが望みでした。
 
20代では、プロのスキーヤーとして、世界中の山々を滑ることが心の底からの願いでした。
 
しかし、絵の道は断たれ、事故によるひざの靭帯断裂によって、プロスキーヤーの道も断たれました。
 
その後、40種類以上もの業種を転々とする中で、釈迦と同様、神の道に進むよう導かれることになってしまったのです。 
 
天は、どこまでも追いかけてくる、と言われるのも、ある意味納得でした。
 
もちろん、何事も極端に走ることは良くないですから、苦行のように天命使命について深刻に捉えるのはかえってバランスを崩す場合もありますし、100人いたら100通りの生き方があります。
 
大切なことは、「自分自身はどうしたいのか?」という点と、「自他ともに潤うもの」という、関わる全員が喜べるもの、という点です。
 
場合によっては、「適職と天職を融合させる」ようなアプローチ法もあると思いますし、さまざまな工夫ができるのだと思います。
 
 
最後に、インドの聖者の教えをシェアします。
 
 
『快適さばかりを求めるマインドは弱いマインド
である。
 
好きなこと、心地よいこと、楽しいことだけを基準に人生を選択しないことだ。
 
課題に直面したときに「チャレンジ」を選択することによって、成長を遂げることができる。
 
居心地の悪さや不都合な真実に直面したときは、大きな成長のチャンスでもある。
 
人生とは常に、選択の連続なのである。』
 

 



プロフィール

ヴィシュヌ・ワークス代表matsuya
五次元アカデミー主宰/人財教育・能力開発トレーナー/インドヨガ&瞑想教師(ワンネス・ユニバーシティ認定トレーナー)/経営コンサルティング/コーチング/セミナー講師/ビジネス・プロデューサー
【会社所在地:〒060-0062 札幌市中央区南2条西7丁目1-5 2・7ビル2F】

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